最先端の毛髪科学研究で
革新的な製品開発に挑戦し続けます

私たちは、毛髪科学の基礎的解明や
施術技術についての研究など
最新のテクノロジーを活用し、
多様な方向から新しい技術と価値を生み出し、
革新的な製品開発にチャレンジし続けています。

それは、理美容業界の発展を願い、
スタイリストの皆さまのクリエイティブな活動を
サポートするための技術とモノづくり。

「健康で美しくありたい」と願う全ての人のために。
美しい人生をかなえ、新しい未来をつくる。
それが、私たちの研究開発部の使命です。

研究開発について

研究体制

美のプロフェッショナルを支える組織体制

美のプロフェッショナルが認める品質を提供し続けること。そのために外部研究機関との連携やサロンとの共同開発など社内の枠組みを越えたプロジェクトを遂行できる組織体制を整えています。

① オープンイノベーションで最先端の技術を集積

オープンイノベーションの考えのもと、モノづくりへのこだわりとともに、外部との連携の強化に取り組んでいます。大学との共同研究や企業間の連携、専門家の知識を集積し、挑戦的な基礎研究や、スピーディーで高いパフォーマンスを目指した製品開発をしています。

② 新たな「美」のために。プロとの共同開発

サロンや皮膚科専門医など美のプロフェッショナルによるアドバイスのもと、新たな「美」を生み出すことができる商品開発を目指しています。それは、プロフェッショナルの夢をかなえるため。その先にいるお客様の美と健康をかなえるため。自由な選択肢の提案と新たな市場創造にチャレンジし続けます。

③ 組織を超えたプロジェクトが技術と知識を進化させる

滋賀県にある化粧品研究開発センターには、「Dルーム」と呼ばれる、最新の情報と自由な発想がクロスする創造的な場を設置。物理的・時間的・心理的距離が近くなったことで横断する様々なプロジェクトが常に複数進行しながらも新たな課題にスピーディーに取り組むことが可能となりました。

Dルーム

研究分野

サロンワークをサイエンスで解決することを目指して

私たちは日々、美のプロフェッショナルを支える商品を提供する企業として「美と健康」を多面的に捉えた幅広い研究活動を行っています。「毛髪科学」「皮膚科学」などの毛髪や皮膚の本質を追求する基礎的研究から、製品の使い心地に関する「人間工学」、美しさそのものにフォーカスした「印象学」、サロンメニューの技術開発といった応用的研究まで、その研究は多岐にわたります。

毛髪科学

毛髪の外側から内部に至るまで研究

皮膚科学

老化研究や製品の安全性に関する研究

印象学

「美しさ」とは何かを探求

人間工学

理美容機器に関する研究

生体科学

化粧品や理美容技術が生体に及ぼす影響を研究

安心への取り組み

「安心・安全」を提供するために厳しい基準をクリア

お客様に「安心・安全」な製品を提供するため、「原料」選定の段階から「製品」化完了まで一貫して厳しい自社の安全性基準を設けています。

① 原料の安全性への取り組み

化粧品は、複数の化粧品原料を混合することによって出来ています。私たちはまず、その原料一つひとつについて専門的知識、技術、経験に基づく様々な観点から安全性を評価。安全性基準をクリアしたもののみを用いて製品づくりを行っています。

② 製品の安全性への取り組み

安全性基準をクリアした原料のみから出来上がった製品を、さらに、自社のテストサロンで実使用を想定した安全性評価と外部安全性評価機関でのパッチテストを実施しています。これらはすべての開発製品に対して行います。

培養細胞を用いた安全性試験の推進

原料の人体への刺激性については、培養細胞を用いた安全性試験*を実施。試験可能な環境を研究所内に整え、日々、安全性データを収集しています。
これらの動物実験代替法は、OECD(経済協力開発機構)などの国際公的機関にも認められています。

  • * 動物実験に代わる最先端の試験法

品質への取り組み

あらゆる視点から追求する高品質への取り組み

プロフェッショナルの夢をかなえるために。あらゆる『品質』を追究し、向上に努め続けています。

① プロが満足できる高い「機能品質」

あらゆるシチュエーションのなかで製品のパフォーマンスに満足いただくため、開発されたテスト品は、モニター検証を経てプロの理美容師に試用してもらい、目標とする機能品質に到達するまで何度でも作り直します。この調整は、1シリーズのラインナップで計数千回に及ぶこともあり、徹底した機能品質の追究をしています。

② 安定的な「原料品質」

原料は、継続的に情報調査を行い、常に高品質の原料を確保しています。また、世界情勢をタイムリーにキャッチすることで、原料供給の問題にも即座に対応できる体制を整備。安定的な原料品質と供給ソースを確保し、継続的なサプライチェーン体制を実現しています。

③ 「保存安定性」を保証

各製品は、お客様の手元で安心して使用いただけるよう、内容物安定性試験、防腐力確認試験と容器安定性試験を行い、保存安定性を徹底的に確認しています。また、生産した全製品は一定期間保管し、定期的な評価で安定性を保証しています。

④ 「製造品質」の確立

試作品から製品として完成させるまでには、製造条件の設定など細かな調整が必要です。生産設備実機や、設備をそのままに縮小した量産化試作機を用い、各生産関連部門が連携を取りながら、徹底的に技術的検証を行います。こうした段階を経て、本生産では目指す品質となる製品の製造を安定的に行うことができます。

⑤ 「法規」への適合

国内外の法規制や業界団体の自主基準を遵守しています。さらに、お客様が製品を使用するうえでの正しい使い方や注意表示などの情報を分かりやすく伝えるために表記情報の最適化を行っています。

拠点

世界中のヘアデザイナーの声を活かすネットワーク

世界に広がるタカラベルモントグループの研究拠点

タカラベルモント化粧品研究開発部は、国内2箇所の拠点を中心に、製品開発や基礎研究を進めています。さらに、タカラベルモント独自のグローバルネットワークで世界中の情報をタイムリーにキャッチし、世界のヘアデザイナーの生の声を聞きながら、ものづくりに活かしています。

① 化粧品研究開発センター(滋賀県湖南市)

2006年4月に大阪から移転。タカラベルモント化粧品研究開発部の中枢拠点です。テストサロンが併設され、開発品の評価を研究員がタイムリーに確認できる環境が整っています。

② スキンケア開発(大阪本社内)

スキンケア開発の拠点。皮膚画像解析カウンセリングシステムも常設し、スキンケア製品の開発とその評価を効率的に進める環境が整っています。

③ Takara Belmont Cosmetics JSC.(ベトナム)

2018年から各カテゴリーの研究員を派遣し、日本での処方技術や品質管理手法を指導しながら現地スタッフと現地向けの商品を開発。海外向け製品開発・生産のプラットフォームとしての活動を目指しています。

サステナビリティへの取り組み

美の共生 一 私たちが、今できること。

ルベルの研究開発は、「環境」も美しさを構成する一つの要素であるという考えのもと、製品のライフサイクルにおける環境負荷の低減や、海外のサロン産業発展を通じて、持続可能な社会づくりを推進し、SDGsの達成に貢献しています。

① 自然由来成分高配合処方による持続可能な生産と消費を

一般的な頭髪化粧品にも、石油由来原料が配合されています。そこでルベルでは石油由来原料を削減した製品開発に取り組んでいます。Moiiシリーズは、石油原料を使わず、自然由来成分のみの処方設計に成功しました。原料を一つひとつ厳選し、品質の維持にも努めています。Moiiの自然由来成分*1 100%*2への挑戦は、近年のナチュラル志向を背景に高い評価を得るとともに、 持続可能な社会づくりに貢献しています。

  • *1 成分の由来の大半が植物等の非石油系成分であることを意味します。
  • *2 水を含みません。
② 安全な水資源の保護のために

理美容サロンの様々な場面で使用される水は、欠かせない資源です。私たちは、貴重な水資源を保護するために、生分解性の高い界面活性剤を用いた製品設計に早期から取り組んでいます。1992年に酸性石鹸をベースとしたNatural Hair Soapシリーズを開発以降、積極的に高生分解性の界面活性剤の研究開発を続けています。さらに、洗浄剤低減の研究開発を進め、すすぎ時間を短縮し節水効果を実現しました。これらの活動により、安全な水資源の保護に貢献しています。

③ ベトナム現地産業の繁栄や技術力向上に貢献

ベトナムの現地法人であるTakara Belmont Cosmetics JSC.にルベルの研究開発者を派遣し、日本で培った開発や製造の技術を指導しています。ベトナム人の髪質やニーズの調査を反映させた製品開発に現地スタッフと取り組み、ヘアケア・ヘアカラー・パーマ製品を統合した新ブランド「Kochie」を発売しました。これからも現地産業のイノベーションを生み出し、理美容業界の発展に貢献していきます。

ヘアコラム

毛髪の基礎知識、製品のメカニズムなどを、
毛髪科学・皮膚科学に基づき紹介します。

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研究情報

特許、研究論文、学会発表などにも積極的に取り組んでいます。

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