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知っておきたい
毛髪のサイエンス(基本編)

#07美髪を育てる第一歩
トリートメントの基本

#07美髪を育てる第一歩
トリートメントの基本

髪の状態によって使い分けたいトリートメントの選び方

シャンプーを泡立てて、トリートメントをつけて、小さい頃からの習慣で当たり前のように洗髪している毎日のシャワータイム。「トリートメントとリンスの違いって?」と改めて聞かれると、即答できる人は少ないのではないでしょうか。髪のダメージや悩みが気になるあまり、効果効能ばかり目が行きがちですが、正しいヘアケアのためにもトリートメントの基本をしっかりおさらいしてみましょう。

トリートメント、リンス、コンディショナーの違い

トリートメント類は、髪を保護・修復する目的で使い、ダメージヘアには欠かせないヘアケア剤です。あなたは、トリートメントやリンス、コンディショナーの違いについてご存知ですか? シャンプー後の濡れた毛髪はマイナスに傾いており、そこにトリートメントやリンスの主成分であるカチオン界面活性剤(プラスのイオン)や油剤が吸着することで、毛髪がなめらかに整えられます。「リンス」は、毛髪の表面に保護膜をつくり、髪のすべりをよくして、静電気の発生を防ぎます。「トリートメント」は、髪の内部までトリートメント成分を浸透させ、ダメージを受けた毛髪を健康な状態に近づけます。“リンスは髪の表面を保護、トリートメントは髪の内部まで補修する”と覚えておきましょう。また、「コンディショナー」は、リンスの保護効果をより高めたもので、リンスに比べて油剤やコンディショニング成分の配合が多くなっています。さらに、「ヘアパック・ヘアマスク」は、基本的にはトリートメントと同じですが、目的に応じてケア成分のバランスを高めているので集中ケアとしておすすめです。

まるで髪の美容液!知っておきたいトリートメント成分

トリートメントには、髪を保護して補修する成分が配合されています。トリートメント成分は、主に「油性成分」「PPT類」「動植物抽出液」「糖類」に分類されます。「油性成分」は、髪にツヤ感や、やわらかな質感を与えます(グリーンナッツオイル、ホホバ油、マカデミアナッツ油、セタノール、セトステアリルアルコール、シアバター、スクワランなど)。「PPT類」のPPTとは、たんぱく質を小さくした成分で髪の内部を保護・補修します(ケラチン、コラーゲン、コメ、大豆、シルク由来など)。「動植物抽出液」は、動物や植物から有用な成分を抽出したもの(ヒノキチオール、グリチルリチン酸ジカリウム、ワサビ種子エキスなど)。はちみつに代表される「糖類」は、水となじみやすい性質を持っているため、優れた保湿効果を発揮します。

これらの中でも、「油性成分」に属する「グリーンナッツオイル」は、インカインチオイルとも言われ、今、注目の美容オイルです。グリーンナッツは、南米の熱帯雨林に生息する星型の実が特徴の植物。この実から採れるオイルは、軽い感触でスッと髪になじみ、髪の内部まで浸透してうるおいをキープ。オイルなのにベタつかず、表面はさらっとツヤのある仕上がりで、保湿力・まとまり感はアップ。パサつきやごわつき、くせ毛が気になる人は、グリーンナッツオイルの含まれたトリートメントをぜひ試してみて。

<参考>きほんの毛髪科学/(株)女性モード社 刊
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