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知っておきたい
毛髪のサイエンス(基本編)

#08アレンジ上手な人は知っている!
髪質別スタイリング剤選び

#08アレンジ上手な人は知っている!
髪質別スタイリング剤選び

もうスタイリングに悩まない! 髪質から最適なスタイリング剤をセレクト

何かと忙しい朝の時間、ヘアスタイルがなかなか決まらず手間取った経験は誰にでもあるはず。ヘアサロンで仕上げると、すんなりとヘアスタイルが決まるのに何が違うの?…と思っている人も多いかもしれません。 それは、プロのテクニックもさることながら、きちんと髪質に合ったスタイリング剤を選んでいるから。朝のちょっとしたストレスを解消するためにも、スタイリング剤選びを見直してみましょう。

失敗しないスタイリング剤選びのポイント

カラーやパーマなど、ヘアデザインを生かすためにも、髪の状態に合わせて、相性のよいスタイリング剤を知っておきましよう。髪のダメージやヘアカラーによるパサつきが気になる人は、ヘアクリームやつや出しスプレーなど、液状油分やコンディショニング成分を含んだスタイリング剤が好相性。逆にセット力の強いアイテムを過剰に使うのは、洗い落とすシャンプーの量が増え、髪や頭皮に負担が増すのでNG。パーマヘアで、きしみやもつれが出る場合は、ベースにヘアミルクなどコンディショニング成分配合のアイテムを使うとよいでしょう。美しいウエーブやツヤを出すためには、油分やPPT(タンパク質を小さくした成分)などのトリートメント成分が配合された軽い仕上がりのアイテムがGood。髪をコーティングするヘアマニキュアをしている場合は、色持ちをよくするため、界面活性剤やアルコールの配合が少ないアイテムを選びましょう。

セット成分による仕上がり感の違い

スタイリング剤に含まれるセット成分は、髪の動きや質感をコントロールし、仕上がり感を左右する重要な成分。セット成分は、主に「セットポリマー」「固形油分」「液状油分」の3種類があります。「セットポリマー」は、化学的に作られた合成樹脂でセット力が強く、合成樹脂の被膜で髪を束ねて固着します。スタイルを固めて保持するホールド機能が高いのが特徴。ただし、一度ブラシを通すなどして形を崩すと再現が難しくなります。ジェルやローション、固めるタイプのスプレー・ミストなどに含まれています。次に「固形油分」は、常温で固形を保つ油分で、ワックスやポマードが代表的。セット力が強く、固形油分が毛髪同士を点で付着させ、付着していない部分は固まらずに動きが出せます。パリッとは固めず、動かしながらスタイリングでき、一度スタイルが崩れても再整髪しやすいのがメリット。ただ、過剰に塗布するとベタつきやすいので注意が必要です。3つ目の「液状油分」は、常温で液体となる油分でセット力が弱く、ヘアクリームやツヤ出しスプレーなどに配合されています。液状油分が髪を1本1本コートし、指通りをなめらかにして、ツヤを与える働きがあります。

これらのセット成分の傾向を踏まえて、スタイリング剤選びに役立てましょう。ワックスにホールド力の強弱があるように、3種類のセット成分をバランスよく配合したスタイリング剤も多いので、セット力はその都度確認することも忘れずに。

ワンランクアップのスタイリング術

スタイリング剤は、仕上げ剤・ヘアドレッシングとも呼ばれているように、カットやパーマ、ヘアカラーでつくられた「ベーススタイル」を「ヘアデザイン」に仕上げるために必要不可欠なアイテム。毛髪の動きや質感をコントロールして、求めるヘアデザインに応じたスタイリング剤を選ぶと同時に、髪の状態を見極めてヘアケア発想のスタイリング剤を選ぶことが大切です。毎朝のスタイリングをヘアサロンでの仕上がりに近づけるためにも、スタイリング剤や仕上げ方について、プロのアドバイスを積極的に取り入れましょう。

<参考>きほんの毛髪科学/(株)女性モード社 刊
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