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知っておきたい
毛髪のサイエンス(基本編)

#15ヘアカラー剤にはどんな種類がある?
その違いと特徴を知っておこう

#15ヘアカラー剤にはどんな種類がある?
その違いと特徴を知っておこう

新規の染毛料も続々登場 多種多様なヘアカラー剤の世界

サロンでのヘアカラーで使われる薬剤から、ホームカラーで使われることの多いタイプまで、市場にはさまざまな種類のヘアカラー剤が流通しています。一般的にはカラーの色味や発色で選びがちですが、ヘアカラー剤にどんな種類があるか、それぞれの特徴をふまえて、ヘアカラーをもっと楽しみましょう。

医薬部外品に分類されるヘアカラー剤

ヘアカラーは、薬機法※で“医薬部外品”に分類される『染毛剤』と“化粧品”に分類される『染毛料』があります。似ている名称ですが大きく異なるので、間違わないようにしっかり覚えておきましょう。まず、『染毛剤』には、酸化染料を配合した「酸化染毛剤」、ポリフェノールや金属イオンを配合したオハグロ式白髪染めと言われる「非酸化染毛剤」、染料が配合されていない「脱色剤」があります。アルカリカラー剤とも呼ばれる「酸化染毛剤」は、メラニン色素の脱色をしながら、開いたキューティクルの隙間から染料が入り、毛髪の内部で発色するため、色数が豊富で明度アップも可能です。カラーチェンジしやすくヘアサロンで1番多く使われているカラー剤です。また、メラニン色素の漂白を目的とする「脱色剤」には、「ブリーチ剤」と「ライトナー」と呼ばれるものがあり、ブリーチ剤には、酸化力を力強くサポートする過硫酸塩が配合されているのに対し、ライトナーには、配合されていない点が異なります。アルカリカラー剤の「染料なし」タイプがライトナーと考えてよいでしょう。脱色剤は、毛髪へのダメージが大きいので、施術後は念入りな髪のお手入れを心がけましょう。

化粧品に分類されるヘアカラー

薬機法で化粧品に分類される『染毛料』には、ヘアマニキュアと呼ばれる酸性染料を配合した「酸性染毛料」、近年増えている「新規の染毛料」、カラースプレーなどの一時染毛料の「毛髪着色料」があります。「酸性染毛料」は、脱色せずにキューティクルの表面に染料がイオン吸着して染まるため、明るい色にすることはできませんが、髪へのダメージは少ないのが特徴。3、4週間ほど色持ちしますが、地肌に付くと染まりやすいので生え際などは注意が必要です。また、「新規の染毛料」とは、2001年の化粧品規制緩和により配合が可能になった塩基性染料やHC染料を主成分とする染毛料のこと。主にカラーリンスやトリートメントカラーとして使用されています。染料がキューティクルの表面に吸着したり、毛髪内部へ徐々に浸透して染まるため、根元の伸びた白髪を自然に目立たなくする効果などが期待できます。髪にダメージがなく、皮膚に付着しにくいこともあり普及してきています。

ヘアサロンでは、色の種類も豊富で目的や髪の状態に合わせて、ヘアカラー剤を使い分けるので、仕上がりも美しく、ダメージを最低限に抑えてくれるので安心です。特に酸化染毛剤はアレルギー反応をおこす方もいます。カラーをされるときは、理美容師さんに相談しながらカラーを楽しみましょう。(詳しくは「日本ヘアカラー工業会」のホームページをご覧ください。→http://www.jhcia.org/advice/

※医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律

<参考>きほんの毛髪科学/(株)女性モード社 刊
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