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MATERIA Summit MATERIA × LA King, suburbia, SHACHU

ルベルが自信を持ってお届けする「マテリアサミット」。美容業界をけん引するトップスタイリストたちが、これからのヘアカラーに対するさまざまな考えを話し合います。<suburbia、LA King、SHACHU>の3サロンによる、ここだけでしか聞けない「カラー秘話」、ヘアサロン技術者の皆さま必見です!ぜひご一読ください。

MATERIA Summit 第2回

「外国人風カラーの色作りの秘訣に迫る!」

第2回目のマテリアサミットでは、「外国人風カラー」の色作りについて、色を組み合わせる時に何を重視しているのか、外せないポイントとは何か、今まで表に出てこなかったカラーレシピ作りの秘訣に迫ります。

KINGさん

LA King(ラ・キング)の店長・KING(キング)さん

1. 外国人風カラーの色作りで、一番重視していることは何ですか?

KINGアンダーを見極めることが一番大事です。アンダーによって入れるトーンも変わってきます。外国人風だとブリーチワークが必要だと思いますが、どれだけ抜けているかを見極めて、オンカラーの色を決めます。濃ければ濃いだけ色持ちはいいですし、色が抜けてきた時にもオレンジみが出にくいです。お客さまがどのくらいの明るさを求めているかによって調整しています。また、全てブリーチの場合だったらやはり根元が入りづらいので、少し濃いめのトーンで入れるなど、細かな部分調節をしています。

MORIYOSHI外国人風カラーのゴールを「ハイトーン」「ハイライト」「色み」のどこにするかで変わってくるのですが、基本的にはカラー剤とベースの足し算です。カラーが足し算でブリーチが引き算。例えば、アンダーに黄みがあってアッシュ系にしたいなら、補色の紫を入れつつ青を入れます。逆にアンダーがオレンジでレッド系にしたい場合は補色を入れる必要がないので、そのまま赤を入れたりします。足し算的に考えれば、結構どんな色でも作れますから、その色に対して何が必要なのか、ベストなチョイスをすることを一番に考えています。

石川一般的に外国人風をイメージした時に、通常よりも明るい13トーン以上が理想的ですよね。日本人の場合、10〜12トーンの時には、赤みやオレンジみを消す必要があります。
あまり明るくできないというお客さまも多いですが、お客さまのやりたい気持ちを膨らませて、明るくできるギリギリまでいきますね。じゃないと外国人風は表現できないです。

MORIYOSHI僕のところにも、あまり明るくできないというお客さまがたくさんいらっしゃいます。そういう方には最初は少し暗めに色を入れて、抜け方を計算して徐々に明るくするようにして、お客さまのやりたい色にもっていきます。人の目は慣れますから。

石川実際の外国人って、実はそんなにアッシュだのベージュだのを入れていなくて、抜きっぱなしという状態です。日本人から見た外国人風の作り方とは、要は赤みを消してあげること。だから「風」なんです。「外国人」ではなく「外国人風」なんです。

MORIYOSHIさん

SHACHU(シャチュー)のチーフデザイナー・MORIYOSHIさん

2. 赤みをコントロールする秘訣とは?マテリアでイメージ通りの色を表現!

MORIYOSHI外国人風カラーなら赤みは消しますよね。アジア系でない外国人の方は赤みがないのに対して、日本人の方はもともと赤みが強い。やはりアッシュなどを入れたりして赤みを消しています。

石川お仕事をされている方など、あまり明るくできない方には基本的に寒色系になります。それは寒色系にしたいわけではなく、赤みを消したいから。やはり色落ちを考えた時に、ニュートラルよりも寒色にもっていかないと赤みを消したことになりません。赤みを消すには暖色系の茶みはいらないので、だからマテリアを使っています。

MORIYOSHIマテリアは補色としても使いやすいですね。茶みが入っていないから足し算がしやすく、色落ちもとても調節しやすいです。青なら青、緑なら緑というように好きな色を作れるのがいいです。例えばイエロー系の在庫がなくても、オレンジとマットで黄色っぽく作れちゃいますからね。マテリアは自分で出したい色を自在に作ることができるので、そこが本当に便利です。

KING補色は絶対考えますね。例えばお客さまの希望の色がミルクティーなら、その色に近づけるにはアッシュでも作れるし、メタリックやパールでも作れます。補色を上手く使えばベースに合わせてどこからでも作れます。マテリアはカラーチャートのままの色を出しやすいので、とても使いやすいと思います。

常に色落ちを計算して色作りをしている?

石川入った色がそのままイメージ通りなら、色の落ち方もきれいだと思います。それには茶みがなく混じり気のないマテリアでしかできないんですね。日本人は基本的に赤みが強いので、赤みを消すためには原色寄りの強いものが必要です。濃いものは薄くできるけど、薄いものは濃くできませんからね。

MORIYOSHI僕はどういう色の抜け方をしたいのかお客さまに聞きますね。例えばネイビーカラーの場合、抜けた時にグリーンがいいのかグレーがいいのかによって、色の選定も変わります。色落ちをグレーにするなら、紫が出ないギリギリでバイオレットを組み合わせてネイビーを作ります。その日は同じネイビーだとしても、1ヵ月後に来店した時には違う抜け方になっていますよ。

石川だからお客さまから選ばれるんですよね。ギリギリのラインを知っているから。

KINGその通りだと思います。ギリギリのラインまで追求するからこそ、色落ちを計算できるようになったと思います。

石川さん

suburbia(サバービア)のオーナー・石川さん

3. レシピ通りにならない理由。いまやるべきこととは?

石川モデルさんが着ている服をそのまま着てみれば、誰にでも似合いますかって聞いているようなものです。というのも、モデルさんとは身長や顔、首の長さや細さも違うのだから、同じ服を着ても似合うわけがない。それと同じで、カラーレシピを知ったからと言って、アンダーも違うし、髪質も違う。それで同じものができるわけないだろうって。やはり失敗を恐れずにチャレンジあるのみだと思いますね。

MORIYOSHI僕はお客様の前にウィッグとかアシスタントで試していますよ(笑)。

KING最初に気軽にできるのは、ハイライトのトナーかと思います。この色がきれいだと思ったら、まずはハイライトで攻めてみて、そこから全頭だったらどうなるかやってみる。そこで違うな、濃く入るなと思えば薄くするように調節していく。初めてで怖かったら一番にそれをおすすめします。

石川確かに色の入り方や、根元と毛先の違いが分かって勉強になると思う。毛先は傷んでいるから入りやすいとか、薄ければ根元は入らない、とかね。

KING外国人風とブリーチワークを軽く見てる方が結構多いと思います。ブリーチワークで失敗して色を被せて、その時はごまかせても、お客さまの髪にはその失敗が一生残ってしまう。もっと美容師1人ひとりがきちんと追求してその責任感を持って仕事に臨んで欲しいです。

石川いいこと言うよね。本当にそう思いますよ。

KINGビフォアの状態で分かります。前回の美容師さんがお客さま想いだったのかそうでないのか。

石川分かる!一見同じ色に見えても、入り方が違っていたり、そのビフォアの状態で美容師が1人で塗ったか、どういう順番で塗ったのかまで分かっちゃう。

KINGそうです、そうです!

石川そのことを念頭に置いた上で外国人風カラーが上手くなりたいなら、まずは自分たちがやりたいヘアスタイルの写真をたくさんアップすることだと思います。それを見て、そういう髪型になりたいお客さまが来るわけで、そうして毎日施術するから上手くなる。要は外国人風カラーをやりたいお客さまが来てもいないのに、外国人風カラーが上手くなるわけがないんです。

KING僕はスタッフたちに、絶対「見る側ではなくて、見られる側になれ」と言っています。

MORIYOSHI僕も最初は美容学校の生徒さんに声をかけて協力してもらったり、ウィッグで本物の人間風に見立てて撮影したりしてSNSに上げていましたね。あとは単純に楽しんでやっています(笑)。

石川そう、やりたいからやっている。外国人風が流行っているからじゃなくて、好きだからやっているんだよね(笑)。

La King(ラ・キング)店長 Kingが魅せる ブリーチリタッチ

La King(ラ・キング)店長 Kingが魅せる ブリーチリタッチ

KINGさん LA King(ラ・キング)の店長・KING(キング)さん

新生部が長いブリーチリタッチ。
ハイレベルなテクニックで均一なミルクティーに!

最初はブロンドカラーにする予定でしたが、予想以上に新生部が伸びていたので、次のことも考えてカラーを選定しました。

今回の色みをミルクティーにしたのは、メイクとファッション、ネイルに合わせたからです。ネイルが違えば髪の色もそれに合わせる。その時のお客さまの気分に合わせてカラーを作ります。

最も気をつけた点としては、ブリーチリタッチでオーバーラップしたところがムラにならないようにすることと、オレンジみをいかになくすかということをすごく意識しました。特に今回は新生部が4cmあったので、普通のブリーチリタッチでは無理と判断。急遽フォイルを使ったリタッチに変更しました。オーバーラップしたところに剤が溜まってしまうのを防ぎ、よりダメージを少なくするためです。それでもオレンジみは出ましたが、オンカラーで消せるオレンジなので問題ありません。

今回のワンメイクのポイントとしては、パールですね。オーバーラップしてもムラにならない状態を作るために、今回はパールとブラウン、バイオレットでトーンや濃度を調節しました。

ブリーチリタッチは、やはり毛髪診断での見極めが大切です。思い通りにならないリスクが大きそうな時は、それをきちんとお客さまにも伝えることです。そうすることでカラー選定の幅も狭まり、自分の迷いもなくなるので失敗も防げると思います。

パールミルクティー

モデルの仕上がりイメージ モデルの仕上がりイメージ

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