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special interview

自然の中に還る、Moiiとわたし

“これがいちばんわたしらしい”を
キーワードに掲げる
ナチュラルケアシリーズ〈Moii(モイ)〉。
本質を知る4人のプロフェッショナルが、
その世界観を自身の信念に重ね、
“わたしらしさ”を紐解くインタビュー。

最終回を締めくくるのは、
ヴィジュアルアーティスト、
タカコノエルさんのストーリーです。

人生を変えた1枚の写真について語り出すと、
その瞳がうっすらとうるんだことに気がついて、
もっと深く、透明な場所にある、
彼女の心の中の景色に触れてみたくなりました。

光画家

Takako Noelさん

1991年東京生まれ。London College of Fashionでアートを学ぶ。Visual ArtistとしてLove and Peaceをコンセプトに活動中。フィルムカメラで捉えられた鮮やかな光と光画へのペインティング、幻想的な世界観の作風で知られる。ファッション誌や広告、ミュージックビデオの撮影など幅広く活躍中。

一枚の写真で、世界はかわる

目の前に広がる日常の景色が、あるきっかけを境にガラリと変わってしまうこともある。タカコノエルさんの場合、それは、写真家、ライアン・マッギンレーが撮影した1枚のフォトグラフでした。

「この1枚の中に秘められている底知れぬパワーを感じて、精神が自由になったんです」

出会いは学校の図書室。日本を離れ、ロンドンの芸術大学で雑誌編集について学んでいた頃、自分でフォトグラファーを選び、その作品がどんな技法を用いて、どんなインスピレーションで撮影されたものかを推測し、エッセイを書くという課題が出され、偶然その写真集を手にしたのです。

「映画や音楽で泣くという経験はあるけれど、写真一枚で泣けることがあるんだと、とても感動してしまって。存在していること自体が美しいし、私はこれからまだまだ、美しいものに出会えるんだと、生きる希望が湧いてきたんです」

雄大な北米の自然を背景に、仲間たちとロードトリップしながら撮影されたその1枚は、暗やみの中で、光と人体が重なり合う神秘的な瞬間を捉えたもの。生の力強さと、人間という生き物の内在性を目の当たりにすると、今までに体験したことのない、感情の波が押し寄せてきました。

「ライアンの写真は被写体に自分の感情を投影しやすいので、たくさんの人の心を揺さぶるのだと思います。まるで自分がその写真のなかの一部になり、実際に撮られたような感覚になれる開放感がある。それは彼が時間や人種、性別の垣根もなくもっともっと普遍的な“人間”を撮っているから。 また旅を通じ、みんながひとつになっていく様子がとても美しい。光に向かって生きているのが、言葉にせずとも分かるのです」

この出来事から、伝えたくても言語化できない、もやもやした想いを、「写真なら伝えられるかも」ということに気づいたのだそう。

広大な自然とひとつになる人間の姿と、肉体への賛賞。作品について話し出すと、瞳には涙が浮かんでいました。生命に満ち溢れた一枚の光画は、何度見返してもタカコさんに、あのときと同じ感動を呼び覚ましてくれる。心に深く強く刻まれた、表現者としてのバイブルなのです。

わたしの真ん中にあるもの

森の中や海、太陽の光。タカコさんの写真には一貫して、自然と人との融合が写し出されています。

「自然の中にあるものが一番美しい」

ナチュラルな表情で放った、そんな一言も印象的でした。

都会に暮らしていると、毎日コンクリートの地面を歩き、土を踏む感覚を忘れてしまうし、そびえ立つビル群に遮られ、空も見えない。けれど、ひとたび自然の中に身を埋めれば、人間が本来持っている力を取り戻し、内側から浄化されるのだと言います。

「時間があれば、千葉や山梨、長野など、近場の自然がある場所へ出かけます。コロナ禍で外出が難しくなってしまった期間は、三浦の海のそばに住んでいる友人の家に2ヶ月ほど滞在させてもらい、自然と向き合っていました。そんなときに出会ったのが自然由来成分をすべてのアイテムに採用した〈Moii〉シリーズだったんです」※ 成分の由来の大半が植物等の非石油系成分であることを意味します。

東京をベースに活動していれば、常に自然に触れるという環境作りは難しい。だからこそ、家の中にいるときも、どれだけ自分の中に自然を取り戻せるかが大切なプロセスなのだそうです。

「〈Moii〉の香りを嗅いだとき、自分の中のピントを、自然に合わせる作業ができているような感覚になったんですよね」

中でも髪質にマッチしたのは『モイ オイル レディアブソリュート』。ふだんから肌に触れるものは、自然由来のものを使うことが多いというライフスタイルにも寄り添い、いつしかヘアケアに欠かせないものとなりました。

「髪の毛が細くてすぐに静電気が起きてしまうのですが、パサパサしてもこれがあれば一瞬で解決してくれる。乾燥が気になれば付け足し、そのままの流れでスキンケアにも使っています。そして何より、香りがステキ。撮影現場にも持っていき、集中が切れたと思ったらリフレッシュするために手に少しつけたり。〈Moii〉に出会ってから香水を使わなくなりました」

例えば、車で移動するとき、狭い空間を人と共有するので、フレグランスは避けるのだけれど、〈Moii〉は押し付けられるような強い香りではないから、みんなが心地よくいられる。肌に塗っているのだけれど、ディフューザーのような役割も果たしているのだそうです。そんな体験を通し、共感するふたつの感性から誕生したのが『モイ バーム アースピース』でした。

「森の中に入ったときに、木々の葉が、互いにうまく重ならないよう、まるでレースのように生えているのを見て、共存することを自ずと教えてくれました。相手を侵さず、自分のあるべき場所にあるがままにいる。〈Moii〉のやわらかな香りは、あの木の葉と同じなんですよ」

バームの香りはアーシーハーバル。ハーブのさわやかな苦味と、樹木の神々しい芳香の中に、オリバナムとアミリスのしっとりした甘さが追いかけてきます。

「森の中の匂いがイメージです。威圧感がないのに、奥へ入るとまだまだ広がりがある。底がなくて、そう、宇宙のような」

穏やかだけれどたしかに繋がっていること。相手を肯定し、受け入れていること。目を閉じて香気を吸い込んだら、一瞬にしてそれが理解できました。

「自分の真ん中を自然に向ければ、すべてのものがひとつなのだと感じ取れる。人間も一人ひとりが鮮やかなレース。繋がったり離れたりいびつになったりを繰り返しながらこの世界をともに編んでいる。地球も身体の一部だと思えば、この星そのものを家のように考えると思うんです。『モイ バーム アースピース』という名前は、地球からひとついただいたピース、一片と平和をかけた言葉。人類みんなで地球を包むような、ひとつのきれいな模様のレースを作っていきたいですね」

ネーミングにも、地球と、そこに存在するすべての生命に向けた愛が込められていました。

「心を自由にしたいと思ったときは、このバームを髪と肌に使って欲しいです。私が学生のとき、自分が将来何者になれるかもわからず、抱えていた不安な気持ちをたった一枚の写真が払拭してくれたように、このバームが誰かの、ちょっとした何かがかわるきっかけになってくれたらいいな」

パッケージに使用されたのは、撮り溜めていた作品の中から、森のグラデーションを思わせる木の葉の写真。グリーンに重なるイエローやパープル、何色にも例えられない色の重なり合い。光の屈折によって形を変えたそれを、夜と朝のつなぎ目に、深い森林の中に生きている命なのだと感覚がキャッチする。バームを指ですくうたびに、穏やかな心地になり、髪も心も静かに整うことに気がつくはずです。

「自分がこんな場所で生きたいなと思う世界を、写真を通して表現しています。自然はイマジネーション。木も、耳を澄ませば呼吸しているのが分かる気がするし、雲も動物の形に見えきて、広い空を飛び交っている。そういうところにすばらしい世界が広がっているから」

ふだん目に見えていないと思っているものを可視化した写真に、驚き、新鮮さを感じるけれど、言いようのない心のふるえは、自らの中心にあるものが、これが“わたしそのものだ”と共鳴しているからなのかもしれません。

「写真は社会とわたしをつなぐ接点なんです。自分の気持ちやアイデンティティを言葉以上に伝えてくれるもの。大切な瞬間を今以上に見失いたくないし、自分を透明な水たまりのようにして美しい世界をそこに写したい。これからもわたしは、そういう写真を撮りたいなと思っています」

favorite items

ボディ・ヘアオイルMoii oil Lady absolute

ボディ・ヘアトリートメントバームMoii balm Walk in forest

ボディ・ヘアトリートメントバームMoii balm EARTHPEACE

staff credit

  • hair&make-up: nob [WHERE]
  • photograph: Shouta Kikuchi
  • interview&text: Ai Watanabe
  • edit: kiitos. [SAN-EI CORPORATION]

interview list

about “Moii”

これがいちばん、
わたしらしい。

肌にも心にもフィットするものを選びたい。
そんな想いに応え、自然由来成分に拘って生まれた
ナチュラルケアシリーズ「Moii(モイ)」。
身に着けるたびに自信が満ち、毎日が輝いていく。
自分らしくあることこそ、何より美しいのだから。

※ 成分の由来の大半が植物等の非石油系成分であることを意味します。