2023.03.31

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泡立ちと染まりを両立『エドル カラーシャンプー』~コラーゲン泡の活用~

ブリーチを使用した明るい髪や透明感のある髪色が流行する中、ホームケアではカラーシャンプーを使用して色を補充する人が増えています。ところが、カラーシャンプーについて、髪の染まり方には満足していても、泡立ちなどの使用感に不満を感じている方が多くいることがわかりました。
豊かな泡立ちと、髪色の変化が実感できる染まりの両立。それを達成するためのカギは、「コラーゲン泡」でした。開発に至った経緯を解説します。

泡立ちと染まりの両立が難しかった理由

一般的なシャンプーに配合される泡立ち成分は、アニオン界面活性剤と両性界面活性剤です。この2つの界面活性剤の比率を変えることで「染まり」と「泡立ち」にどのような影響があるか研究しました。
アニオン界面活性剤の配合を多くしたところ、泡立ちは良くなりましたが、毛髪が染まらなくなりました。一方、両性界面活性剤の配合を多くしたところ、染まりは良くなりましたが、泡立ちが損なわれる結果に。

そこで、染まりに影響を与えない両性界面活性剤をベースに、染料と相性が悪い「アニオン界面活性剤」に代わる、泡立ちをよくする成分の検討に着手しました。

ケアだけではなかった「コラーゲン」の泡立ち補助力

豊かな泡立ちを実現するために、着目したのはメレンゲでした。活性剤が入っていなくても、卵白は、ツノが立つほどしっかりと泡立ちます。
卵白に含まれるタンパク質は、空気を抱え込む力(起泡性)と、泡を維持する力(泡沫性)をもっているため、すぐに消えない泡をつくることができます。

そこで、メレンゲのように、シャンプーの泡立ちを底上げできるヘアケア成分を検討した結果、コラーゲンにたどり着きました。
タンパク質の一つであるコラーゲンは、補修や保湿成分としてヘアケア製品にも配合されます。このコラーゲン由来の成分、「コラーゲン活性剤」と「アテロコラーゲン」をカラーシャンプーに配合したところ、染まりを悪くすることなく、泡の量と濃密感を向上させることが判明しました。

この2種類のコラーゲン誘導体のうち、「コラーゲン活性剤」は髪の構造に類似しており、髪の補修をしながら洗浄できる成分です。ダメージのあるブリーチ毛やカラー毛はシャンプー中に絡まりがちですが、指通りもよくなり、優しい洗い心地で洗浄できます。

「コラーゲン泡」が染色力をアップ!

もう1種のコラーゲン誘導体である「アテロコラーゲン」は、泡に弾力を与える効果があり、濃密できめ細かい泡を生成します。
泡が濃密化することにより、髪の根元から毛先まで行きわたり密着。髪との接触面が増えることで、効率よくムラなく染めることができます。

『エドル カラーシャンプー』は、「パープルシルキー」「ポップピンク」「シアーシルバー」の3色をラインナップ。「パープルシルキー」は褪色後の髪の黄ばみを抑えることができ、「ポップピンク」と「シアーシルバー」はしっかり染めてカラーチャージできます。どの色も、コラーゲン泡の力により、実感できる染色性を達成しました。

染色効率が高いコラーゲン泡により、染料の量を減らすことにも成功しました。

エドル カラーシャンプーで採用している塩基性染料は、髪への染色性が高く、肌への染まりは比較的低いです。この性質に加え、コラーゲン泡の力で染料の量を減らすことができたため、髪はしっかり染めながら、肌への色移りを低減し、ストレスなく使用できるようになりました。

また、きめ細かい濃密泡は、皮脂や汚れを吸い込む力が強く働くため、洗浄力もアップして、スッキリと洗い上げます。

色落ちではなく、ヘアカラーの変化を楽しむ

泡立ちと染まりを両立させた「エドル カラーシャンプー」は、洗い心地もよく、コラーゲン成分でパサつきがちなカラー毛をケアできます。明るい髪の色落ちを気にするよりも、カラーシャンプーで色をチャージしながら、変化していく髪色を楽しみましょう。

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